浜松医科大学循環器内科

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【特別企画】私が循環器内科を選んだ理由 -諏訪賢一郎先生-

今回は医師16年目、循環器内科14年目の諏訪賢一郎先生です。

諏訪賢一郎

 2004年3月 浜松医科大学 卒業

 2004年4月 浜松医科大学・市立湖西病院(初期研修)

 2006年4月 入局・浜松赤十字病院

 2012年4月 浜松医科大学 内科学第三講座 医員

 2015年10月  米国Northwestern大学 放射線科

 2017年10月   浜松医科大学 内科学第三講座 特任助教

 

 

1. なぜ循環器内科を選んだのですか?

 循環器内科は疾患の原因と病態生理が論理的に明解であり、学生時代より魅力を感じていました。研修医時代に出会った先輩医師(当時大学院生の世代)が急性期の循環器について熱く語ってくれて、これしかないと思って循環器内科を選択しました。論理的に考えることと手先を使うことも好きだった僕にとって、内科的・外科的側面の両方を持ち合わせている点も魅力的でした。


2. これまで循環器内科をやってきて思う事はありますか?

 急性心筋梗塞の治療にあたる時など、ドキドキ緊張が高まるのは当初と変わりありません。これが循環器内科の醍醐味だと思います。
 一方、以前は患者さんの人生の最後の最後まで積極的治療を進めてきた(イケイケドンドンだった)循環器内科も、心不全を含め、どのように病気と付き合いながら生活するか、その人の大切な事は何なのか(アドバンス・ケア・プランニングと言います)等を伺いながら治療する等、患者さんに寄り添って考えるように変わってきました。末期癌の診療に求められるような全人的医療を学んでいく必要があります。
 現在の日本は欧米化とともに高齢化が進行し、心不全パンデミックが起きています。解決すべき重大な課題がたくさんありますが、循環器医は足りません。つまり次の世代の先生たちにとっては活躍の場が広がっている領域です。

3. 今取り組んでいる事(先生の中で”熱い”分野)は何ですか?

 心臓MRIなどの画像診断学や心サルコイドーシス診療は当科の特色の一つであり、研究課題として取り組んでいます。また、若手の教育やそれに繋がる活動を行なって、多くの若い先生が活躍し社会貢献するお手伝いができればと思っています。

4. 最後に一言

 生まれ変わっても、循環器内科医になります!

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